日本対韓国戦
ロンドン五輪出場権の残り1枠を4チームで争う準決勝。
日本女子代表は準決勝で宿敵韓国と対戦した。
これまで日本と韓国はFIBA主催試合の通算対戦成績は7勝32敗。日本が大きく負け越し。
「仙台の奇跡」と語り継がれる2003年FIBA ASIA選手権 準決勝で81-72で勝利したものの、その後は7連敗している相手。
(2006年ドーハで行われたアジア大会では日本が韓国に勝利しているが、アジア大会はFIBA主催ではなく重要度は低い)
分が悪い相手ではあるが、この日は日本が第1ピリオドに29-4とスタートダッシュに成功。
ただ、昨年2011年に長崎県大村市で行われたFIBAアジア選手権予選ラウンドでは第1ピリオド20-6と日本が大量リードするものの、後半に追い上げられ最後までもつれる試合展開となり、最後は韓国に振り切られ大逆転負けを喫した。
日本59(20-6 18-22 13-18 8-20)66韓国
昨年の悪夢も思い返されたが、日本の積極的なディフェンスが機能し韓国は23ものターンノーバを犯してしまう。
日本は手を緩めることなく攻め続け、一度も韓国に流れを渡すことなく完勝。韓国は成す術もなく敗れた。
日本は全員出場し主力を休ませることにも成功。
日本79-51韓国
ロンドン五輪世界最終予選韓国戦応援ツイートまとめ
日本
大神雄子 20得点6アシスト
田中利佳 12得点4アシスト
高田真希 11得点1アシスト
吉田亜沙美 10得点6アシスト
日本は全員出場し4人が2桁得点を記録。
今大会不調だった3ポイントシュートも4/9で44.4%と確率を戻してきた。
韓国
15 シン・ジュンジャ 17得点2アシスト
今大会好調だったビョン・ヨンハ選手は6得点1アシストと不調だった。
5大会連続オリンピック出場を目指した韓国だったが、その夢は途絶えた。
昨年、長崎県大村市で行われた2011年FIBAアジア選手権では準優勝し、アジアでの強さを見せた。過去記事【写真あり】2011年FIBAアジア選手権決勝
ただし、世代交代の失敗やユース世代の低調、それに加えWKBL新世界の電撃解散で所属先が未定の代表選手、代表チーム首脳陣の交代や連盟トップの辞任、監督選任や選手選任でもゴタゴタ続きだった。韓国代表の危機は韓国内でも盛んに指摘されてきた。それが顕著に出てきた形だ。
韓国でも有名な指導者で、JALラビッツのコーチだったイム・ヨンボ氏(現在日本在住)も韓国マスコミのインタビューに対し、韓国の女子バスケットボール界の現状を指摘し、最終予選で日本と韓国が対戦した場合に韓国が負ける可能性に言及していた。
準決勝
準決勝に勝利した日本は決勝でカナダと残り1つのオリンピック出場権を争う。
日本79-51韓国
カナダ58-41アルゼンチン