ムン・テジョンが韓国代表に合流

韓国の国籍を取得したムン・テジョンが韓国代表に合流した。
許載監督はムン・テジョンのシュート力・経験・勝負強さに期待している。

6月の東アジア選手権でも活躍した日本のバスケットボールファンにもお馴染みの帰化選手であるイ・スンジュン(エリック・サンドリン)は代表から外れた。
FIBAの規定により帰化選手は1名までであり最後の一席を争ったが、ムン・テジョンが勝ち取った形だ。

監督はウィリアムジョーンズカップに出場する選手で、ロンドンオリンピック予選を兼ねた第26回FIBAアジア選手権大会を戦うことを想定している。
ムン・テジョンはウィリアムジョーンズカップには出場させず、手の内を隠してアジア選手権の秘密兵器として使うのでは、という憶測も一部にはあったが、早く代表チームにフィットさせることを選択したようだ。

ムンテジョン문태종 Jarod Cameron Stevenson (仁川電子ランド)1975年12月1日生まれ、身長204cm、ポジション フォワード、NBAを経て欧州リーグで活躍し2010-11シーズンから韓国でプレー。
父アメリカ人と母韓国人のハーフ。
元の国籍を維持したまま、各分野の優秀な人材に韓国籍取得を優遇する特別帰化制度を使用し、弟のムンテヨウン문태영(昌原LG)と共に国籍を取得。スポーツ界では初である。
KBLで1シーズンをプレーしただけであり韓国語は喋れない。
日本のバスケットボールファンから見れば、なり振り構わぬ手段と見えるかもしれないが国のバックアップがあるとも言える。
韓国も悲願のオリンピック出場を目指し必死だ。

<2011年ウィリアムジョーンズカップ韓国代表>
監督許載(KCC)コーチイフンジェ(尚武)金相植(元オリオンス)
【ガード】
ガンビョンヒョン(尚武)パクチャンヒ(KGC人参公社)ヤンドングン(モービス)イジョンソク(サムスン)
【フォワード】
キムヨンファン(尚武)ムンテジョン(電子ランド)ヤンフイジョン(KGC人参公社)チョソンミン(KT)
【センター】
キムジョンギュ(慶煕大)金ジュソン(東部)オセグン(KGC人参公社)河昇鎮(KCC)

尚武は軍隊チームであり、兵役期間は尚武に所属する。

(李天秀)