フリースロー
ファウルをすると、罰則として相手チームにフリースローが与えられます。イラストで青い色で示された場所内であればどこからシュートしても構いません、ただしラインを踏んではいけません。
赤チームがフリースローを行う場合、白チーム3人・赤チーム2人がフリースローレーンに並びます。並び順は相手チームがゴールに近い位置から交互に並びます。イラストでは白チームの3人目の選手は向かって左に居ますが、右側に居ても構いません。
シューターはボールがリングに触れるまでは制限区域内に入れません。フリースローレーンに並ぶ選手は、シューターの手からボールが離れてからでないと、制限区域内に入ることはできません。
フリースローレーンに並ぶ選手以外はフリースローラインの延長線上よりもゴールに近い位置に居てはいけません,また3ポイントエリア内にも入れません。イラストで紫色で示された場所に居ないといけないということです。点線は実際には存在しない架空の線です。
フリースローレーンに並ぶ選手以外はシュートされたボールがリングに触れるかフリースローが終了するまでは、イラストで紫色で示された場所に居ないといけません。
フリースローのバイオレーション
シューターのバイオレーション・
・シュート動作を途中でやめる
・フリースローラインを踏んでシュートした
・ボールがリングに触れる前に制限区域内に入った
・5秒以内にシュートしなかった、最終投がリングに触れなかった
リバウンダーのバイオレーション
・シューターの手からボールが離れる前に制限区域内に入った
シューターのバイオレーションの場合は成功してもノーカウント、最終投であった場合は相手チームのスローイン
シューター側の選手のみがバイオレーションの場合は、シュートが入ればカウントですが最終投が失敗した場合は相手チームのスローインとなります。
シューター側の相手チームがバイオレーションを犯した場合、フリースローが成功した場合はカウント、不成功だった場合はやり直し。
ただしシューター側と相手チーム側双方が同時にバイオレーションを犯した場合は相殺(そうさい)という特別な処置をします。
状況 | 処置 | |
シューターがバイオレーションを犯した | ショットが成功してもノーカウント | |
相手チームがバイオレーションを犯した | ショットが成功すればカウント、失敗した場合はやり直し | |
シューター側相手チーム双方のチームのリバウンダーがバイオレーションを犯した | 相殺する。フリースローが成功すればカウント | |
相殺というのはわかりやすく言うと”無かったことにする”という意味です。
そうさつ、では無く「そ・う・さ・い」ですよ。ダブルファウルの時などバスケットボールのルール用語ではよく出てきます。
こんな時は、どうする?
フリースローのよくある疑問。
2ショットの1投目でシューター側がヴァイオレイションを犯した。
2投目も打てるの? |
2投目も打てます。 |
最終投でシュートが成功したが、シューター側がヴァイオレイションを犯しノーカウント。相手チームのスローインとなった。
どこからスローインする?
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得点が認められない場合のスローインは、フリースローラインの延長線上のサイドラインからスローインを行ないます。 |
審判
リードオフィシャルはシューターの右側フリースローレーンとエンドラインが交わる場所のアウト・オブ・バウンズに位置する。
トレイルオフィシャルはシューターの左側フリースローラインの延長線と3ポイントラインの交わる場所に位置する。
リードオフィシャルは指で投球数を示し、バウンズパスなどでシューターにボールを渡す。
3ショット2ショット1ショット
トレイルオフィシャルは、
2ショットの場合、肘を曲げて両腕を挙げあと2投することを示す。
シューターがボールを手にしたらビジィブルカウントを行い、5秒バイオレーションを判定する。