24秒オペレータ

24秒オペレータ

24秒オペレータは24秒計の操作を行います。バスケットボールはプレーが瞬時に移り変わりますので、たいへんな作業です。

24秒の継続・リセットする場合の規定は度々変更されていますので、注意が必要です。

24秒オペレータの任務

チームが新たにボールをコントロールした時から24秒を計測します。 

シュートの時

シュートされたボールがリングに触れるかに神経を集中し、リングに触れた瞬間にリセットするようにします。

シュート以外の時

審判が笛を吹いた時、24秒計をストップします。

自分がリセットだろうと判断した場合でも、一度ストップしてからリセットする習慣を付けたほうが良いでしょう。継続の場合もあり慌ててリセットすると失敗することがあります。

継続・リセット

審判が笛を吹いた時、24秒計をストップします。

ストップ後の処置

笛の要因 処置

・ファウル

・防御側プレーヤーのキッキング

・防御側選手の負傷等による中断

リセット

・防御側がボールをアウトオブバウンズにした時

・ジャンプボールシチュエーションにより引き続きボールが与えられる場合

・ダブルファウルで引き続きボールが与えられる場合

・攻撃側選手の負傷等によるゲーム中断

・攻撃側チームに起因する何らかのゲーム中断

 継続(続き。残りを計る)

どちらのチームにも関係のない理由による中断は原則としてリセット

ただし、審判の判断により適正な残り時間に訂正する場合もある。

24秒計の表示をしない場合

各ピリオド及び延長時限で残り14秒・24秒を切った場合は、新たに24秒ヴァイオレーションが成立する可能性が無くなれば24秒計の電源を切り何も表示しません。






出展・備考・ルール変更履歴

2010

第50条 24秒計オペレイターの任務 (24-second operator : Duties)
24秒計オペレイターは,次のように24秒計を操作する.
50.1 次のとき,すみやかに24秒計を動かし始める.
(1) チームがボールをあらたにコントロールしたときは,そのチームのプレイヤーがコート内でボールをコントロールしたとき
(2) スロー・インのときは,スロー・インされたボールがコート内のプレイヤーに触れたとき
コート内で相手チームがライブのボールをあらたにコントロールしたときは,すみやかに24秒計をリセットし,あらためて24秒をはかり始める.
相手チームのプレイヤーがボールに触れても,ボールをコントロールしているチームのチーム・コントロールが終わらないかぎり,24秒計は止めないしリセットもしない.
ショットによってボールのコントロールが終わっても,24秒の制限が終わらないうちにふたたび同じチームがそのボールをコントロールした場合は,24秒計は止めないしリセットもしない.
50.2 次のときには24秒計を止めてリセットし,何も表示しない.
(1) ボールをコントロールしているチームのファウルやヴァイオレイションを宣するために審判が笛を鳴らしたとき
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
(2) ボールがバスケットに入ったとき
(3) ボールが相手チームのバスケットのリングに触れたとき
ただし,ボールが直接バスケットにはさまったりのったりしてしまったときは除く(50.3-(3)参照).
50.3 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームに引きつづきスロー・インのボールが与
えられるときは,24秒計は止めるがリセットはしない.
(1) ボールがアウト・オブ・バウンズになったとき
(2) ボールをコントロールしているチームのプレイヤーの負傷などで審判がゲームを止めたとき
(3) ジャンプ・ボール・シチュエイションになったとき
(4) ダブル・ファウルが宣せられたとき
(5) 特別な処置をする場合の規定やファイティングの規定を適用し,罰則を相殺したり取り消したとき
50.4 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームに引きつづきスロー・インのボールが与えられるときは,以下のように24秒計を操作する.
(1) ボールをコントロールしているチームの相手チームのファウルやヴァイオレイションを宣する.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
(2) ボールをコントロールしているチームの相手チームに原因がある理由でゲームを止める.
(3) 審判がどちらのチームにも関係のない理由(プレイ中,ゲーム・クロックが動いているときに24秒計が誤っ
てリセットされてしまった場合も含む)でゲームを止める.
50.4.1 そのチームのバック・コートからのスロー・インでゲームが再開されるときは,24秒計を止めてリセットし,何も表示しない.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
50.4.2 そのチームのフロント・コートからのスロー・インでゲームが再開されるときは
(1) 24秒計が表示している残りの秒数が14秒以上であるときには,24秒計は止めるがリセットはしない.
(2) 24秒計が表示している残りの秒数が13秒以下であるときには,24秒計は14秒にリセットする.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
また,50.4-(2),(3)の場合で,24秒計をリセットすると相手チームが著しく不利になると審判が判断した場合は,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.
50.5 ボールがデッドでゲーム・クロックが止められたとき,各ピリオド,各延長時限の残りが24秒あるいは14秒未満であらたに24秒のヴァイオレイションが成立する可能性が残っていない場合は,24秒表示装置の電源を切る.
24秒の合図は,ボールをコントロールしているチームが24秒以内にショットをすることができずに鳴った場合を除いて,ゲーム・クロックやゲームを止めるものではないし,ボールをデッドにするものでもない.