週刊ゴルフダイジェスト 2024年 05/07・05/14合併号 [雑誌]

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福岡県高校バスケットボール

全国大会において男子・女子共に輝かしい成績を残してる。全国有数の高校バスケ強豪県と言われる。
男子では福大大壕高校編集と福岡第一高校、女子では中村学園女子編集が全国的に有名。

大壕高校と福岡第一の熾烈な決勝戦が繰り広げられる。
特に選抜（ウィンターカップ）は福岡県から一校しか全国大会に出場できず、三年生にとっては最後の大会となるため、
決勝で敗れたチームの号泣したり憔悴する姿はしばしば語り草となる。両校共全国大会で上位を狙えるため残念ではある。

福大大壕高校と福岡第一高校とも福岡市内にあり、同じ市内にこれほどの強豪校があるのは全国的にも珍しい。
福岡県には福岡市と北九州市の人口１００万人の政令指定都市が二つあり、北九州市にも強いと言われる高校がある。

男子では近年は福大大壕高校と福岡第一高校の二強時代と言われるが、
以前は福岡商業（現在の福翔高校）や九産大付属九州高校などが全国大会で上位に進出したこともある。
古くは西南学院や三池工業が全国大会に出場したことがある。
女子では中村学園女子が古くから全国的強豪として有名。男子の中村三陽高校は姉妹校であり、中村三陽高校も近年着実に力を着けている。

２０１０年沖縄インターハイでは、直方高校が福岡大学附属大壕高校を県予選で破り全国大会出場。
福岡県から公立校がインターハイに出場するのは２２年振りとなったと同時に大濠高校は２２年連続インターハイ出場を続けていた記録が途切れた。直方高校はインターハイ優勝した八王子高校に破れ惜しくも一回戦敗退。
この福岡県予選では南部ブロックの祐誠高校（旧久留米工大附高校）も福岡県ベスト４入りしており、福岡市内勢優位の状態から勢力図が塗り替えられるのか市内勢が盛り返すのか注目される。

県内で強豪と言われる高校

目安として福岡県ベスト４常連のチーム。（）内は地元での通称
【男子】
福大大壕（オオホリ）・福岡第一（ダイイチ）・福翔（フクショー）・中村三陽（サンヨウ）・宗像
【女子】
中村学園女子（ナカムラ）、精華女子、福岡大附属若葉（旧九州女子）

九産大付属九州高校と九産大付属九州産業高校はよく混同されるが全く別の高校である。
市立福岡商業は2000年に現在の市立福翔高校に改称された。
九州女子高校（キュウジョ）は２０１０年（平成２２）に福岡大附属若葉高校に改称

ちょっと寄り道

古くは三池工業高校もバスケットボール全国大会に出場したことがある。
三池工業高校は野球では１９６５年夏の甲子園で全国制覇している。
原 辰徳巨人軍監督の父である原貢氏が監督を勤める三池工業高校野球部は、甲子園初出場初優勝の快挙を成し遂げ炭鉱不況で沈む大牟田市民を元気付けた。
原 辰徳氏も幼少期は福岡県大牟田市で過ごす。ちなみに当時は真弓氏（阪神選手・監督）が近所に住んでいた。

福岡県高校バスケットボール歴代順位

インターハイは福岡県から２校出場。
ウィンターカップは基本的に１校だが、２００９年からは夏に行われるインターハイで優勝又は準優勝した高校は県予選無しでウィンターカップ全国大会に出場するため２校出場する。