8秒ルール

8秒ルール

バックコートでボールをコントロールしているチームは、8秒以内にボールをフロントコートに進めなければなりません。

バスケットボール8秒ルール

わかりやすく言うと、

ディフェンスをしていてオフェンスになったら、8秒以内に攻めるゴールがあるコートにパスかドリブルでボールを運ばないといけないということです。

ちなみに8秒ヴァイオレーションでのスローインは、フロントコートにボールを進めていませんので、相手チームのフロントコート (自チームのバックコート)からスローインを行ないます。

 

バスケットボールフロントコート図フロントコートにボールを進めるとは、

【パス】

・パスをしたボールがフロントコートに触れる

・フロントコートに居るオフェンス・ディフェンスを問わずプレーヤー又は審判にボールが触れた時。

【ドリブル】

ドリブルの場合はドリブラーの両足とボールがフロントコートに触れることです。

 【その他】

・ルーズボール又はファンブルしたボールなど、どちらのチームもコントロールしていない状態でも、フロントコートにボールが触れれば、フロントコートにボールを進めたことになります。

 

パスをしたボールが空中にある間に8秒となった場合

・フロントコートに居るプレーヤーにパスをして、そのパスが空中にある間に8秒となった場合はフロントコートにボールを進めていませんので、8秒ヴァイオレーションとなります。

 この場合どこからスローインする?

ボールが空中にある間に8秒ヴァイオレーションとなった場合は何処からスローインする?

審判の笛が鳴らされる直前に【ボールに触れたプレイヤーのいたところ】にもっとも近いアウト・オブ・バウンズから行ないます。
 

 【8秒を継続する場合】

ディフェンスの選手がボールをカットするなどしてアウトオブバウンズとなり、オフェンスのチームがバックコートからスローインする場合は8秒は継続(続き・残りをカウントする)

ディフェンスの頑張りを評価すると考えれば覚えやすいかも。

審判

バスケットボール 8秒ルール

ヴィジブルカウント を行い8秒をカウントする。

8秒ヴァイオレーションを宣する場合は、指を8本立てる。

 審判によるカウントなので、ゲームクロックやシュートクロックの秒数表示とは必ずしも一致しない。

 

 

 

 

 

出展・備考・ルール変更履歴

 

第28条 8秒ルール
(6)空中にボールがあるときに8秒ルールのヴァイオレイションが宣せられた場合の
スローインは、審判の笛が鳴らされる直前に【ボールに触れたプレイヤーのいたところ】
にもっとも近い位置からとする。
すなわち、8秒ルールが宣せられたときのスローインは、いかなる場合でも、
ボールを与えられるチームのフロントコートから行う。

 

 

第28条 8秒ルール (Eight seconds)
28.1 8秒の制限
28.1.1 自チームのプレイヤーがバック・コート内でライブのボールをコントロールしたチームは,8秒以内に,ボールをフロント・コートに進めなければならない.
このときの8秒は,次のときからかぞえ始められる.
(1) ボールをあらたにコントロールしたときは,自チームのプレイヤーがバック・コート内でボールをコントロールしたとき
(2) スロー・インのときは,スロー・インされたボールがバック・コート内のプレイヤーに触れたとき
28.1.2 ボールがフロント・コートに進められたとは,次のときをいう.
(1) どのプレイヤーにもコントロールされていないボール(パスやファンブルされたボールなど)がフロント・コートに触れたとき
(2) ボールがフロント・コートに両足を触れているそのチームのプレイヤー(攻撃側プレイヤー)に触れたとき
(3) ボールがフロント・コートに触れている相手チームのプレイヤー(防御側プレイヤー)に触れたとき
(4) ボールがフロント・コートに触れている審判に触れたとき
(5) ドリブルでボールをバック・コートからフロント・コートへ進めようとしているときは,ドリブラーの両足とボールがフロント・コートに触れたとき
28.1.3 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームと同じチームに引きつづきスロー・インのボールがバック・コートで与えられるときは,8秒は継続してかぞえられる.
(1) ボールがアウト・オブ・バウンズになったとき
(2) ボールをコントロールしているチームのプレイヤーの負傷などで審判がゲームを止めたとき
(3) ジャンプ・ボール・シチュエイションになったとき
(4) ダブル・ファウルが宣せられたとき
(5) 特別な処置をする場合の規定やファイティングの規定を適用し,罰則を相殺したり取り消したとき8秒が継続してかぞえられるときも,28.1.1-(2)と同様に,スロー・インされたボールがバック・コート内のプレイヤーに触れたときから残りの秒数をかぞえ始める.
① スロー・イン・ラインからスロー・インを行う場合には,ボールをフロント・コートに進めたことになるので,8秒の制限は終わる.